ガソリン価格
わが国の小売ガソリン価格は、さまざまなコストが加算されて決まります。製油所を所有するか、石油精製会社と製品売買契約を結んで石油製品を仕入れ、自ら需要家に売るか特約店に卸売りする会社を石油元売会社といいますが、特に公的な定義や規定はありません。
この石油元売会社から特約店への「卸売価格」を「仕切価格」といいます。通常、原油調達コスト、精製費、輸送費、販売管理費など元売のコストを基に決まります。仕切価格の設定には、こうしたコストの変動幅を毎月反映させる「コスト連動型」と、販売地域ごとの小売市況を勘案した「市況連動型」があります。
さらに小売のガソリン価格が決まるまでには、給油所(SS)などの小売店が、仕切価格や周辺の市況、採算を勘案され、SSごとの収益性や周辺の競争の状況により、小売価格に差が生じたりします。
1994年1月のレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル126円でしたが、輸入自由化を先取りした形で価格が下がり、1999年5月に95円まで大幅下落しました。これを底値に原油高の影響もあって上昇基調になり、特に2004年以降の原油価格の高騰により、2006年2月には130円まで上昇しました。
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posted by jt at 7:26 午後
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