ベトナム投資信託
ベトナム国内の投資運用会社の設立は2003年より認められています。第一号の投資運用会社は、英国とベトナムとの合弁でベト・ファンド・マネージメント社となっています。
2005年ころから、国内金融機関が外資と組んで投資ファンドを設立する動きが出てきました。国内保険最大手のバオベトは、投資ファンド「バオベト・ファンド・マネジメント」を設立。また、国営銀行のベトコムバンクは、シンガポール企業との合弁で投資ファンド運用会社「ベト・キャピタル・マネジメント」を設立。ベトナム投資開発銀行(BIDV)も米国の投資会社などと組み投資ファンドを立ち上げました。
中国、インド株への投資はもう遅い、ということでベトナム株に興味を持つ人が増えています。ベトナムは10年前のインドと同じような状況です。どこでベトナム株は現地に行けば直接株式を購入できますが、ベトナム投資信託は、国内投資ファンドのように国内社会の中から資本を発動するには蓄積が薄く、取り扱う金融機関もないのが難点です。
海外の投資家から見ると、ベトナムは投資対象として注目度は高く、各ファンド管理会社は、ベトナムがいずれ東南アジア屈指の経済地域になると考えているようですが、現在のところ、ベトナムの証券市場は極端に小さく、証券取引市場全体に関する情報も不足しています。
ベトナム投資信託は、ベトナムの証券取引所に上場された株式や上場予定、非上場の会社への投資を行うファンドです。投資会社は、上場企業以外にも投資をするために、現地に事務所を設立して、市場を分析しながら投資しています。
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