禁煙外来
禁煙外来は「百害あって一利なし」といわれているタバコを「やめたいけれど、やめられない」人に対して、専門家がパッチ(シール)によるニコチン置き換え療法や、行動置き換え療法等の助言や指導をしてくれるところです。
健康管理を考える際、まず第一に実践すべきことは“禁煙”です。喫煙による健康被害というと、人は“肺ガン”を思い浮かべるかもしれません。喫煙者は非喫煙者に比べ、2?4倍も肺ガンになる危険性が高いといわれます。
喫煙がもたらす健康被害は、肺ガンにとどまらず、喫煙は喉頭ガン、食道ガン、膀胱ガンに可能性も増大させるといいます。
喫煙はガンだけでは心筋梗塞のリスクも高めることがわかっています。タバコは健康維持に欠かすことのできないビタミンCを大量に破壊します。タバコ1本で、25ミリグラムものビタミンCが破壊されてしまい、1に相当します。
こういったことから、現在世界的に、禁煙運動が盛り上がりを見せています。
ところで、禁煙によって守られるのは、タバコを吸う本人の健康だけではありません。
タバコの先からは、煙が立ち上っていますが、この副流煙の受動喫煙による健康被害は大きいといわれています。副流煙の被害に遭いやすいのが、同居している家族。
副流煙は、タバコを吸う人が吸い込む煙(主流煙といいます)とは主流煙よりも発ガン物質(数倍から数十倍)を含んでいます。副流煙を吸い込むのが小さな子供であれば、健康に与える害はより深刻なものとなるでしょう。
タバコの煙は、子供の脳の正常な発育を阻害するとも言われています。禁煙を行なうことにより、タバコを吸う本人の健康が守られるのはもちろんですが、同時に家族の健康も守られるということになります。

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